中学生問題集歴史｜がっこのおとも

メイン画像

　　　　　　　

歴史

平安時代①

　奈良時代の後半、貴族や僧の間で勢力争いが激しくなり政治が混乱した。そこで784年、都を平城京から移して政治を立て直そうとした人物は？（①）

答え
（①）桓武天皇

解説・ヒント
第50代桓武天皇。弟は早良（さわら）親王。

　784年に平城京から移された都は？（②）

答え
（②）長岡京

解説・ヒント
長岡京は京都にあった。10年間の都の歴史は地中で長い眠りにつき、やがて「幻の都」と呼ばれた。

　（②）に都が移されてから、遷都の指揮を執る藤原種継の暗殺、大洪水や早良親王の死、その祟りや怨霊に怯え、794年、都を京都市の（③）に移す。

答え
（③）平安京

解説・ヒント
都を移してから後の約400年間を平安時代という。

　都を（③）に遷都したさい、奈良にある（④）が移ることを禁じた。

答え
（④）寺

解説・ヒント
仏教の勢力が政治と結びつくのを嫌ったため。平安京には寺院が少ない。

　飛鳥時代から平安時代まで日本の都は4度変遷してきたが、4つの都を古い順に並べよ。

A平安京・B藤原京・C平城京・D長岡京（⑤）

答え
（⑤）B藤原京→C平城京→D長岡京→A平安京

解説・ヒント
B奈良県橿原市→C奈良県奈良市→D京都府長岡市→A京都府京都市

　（⑥）天皇は、東北地方の人々を征服するために（⑦）を（⑧）に任命した。

答え
（⑥）桓武
（⑦）坂上田村麻呂
（⑧）征夷大将軍

解説・ヒント
坂上田村麻呂は当時としてはとても高い身長175ｃｍで「毘沙門の化身」と呼ばれた。

　（⑦）の人物が東北地方を平定した後（⑨）を築いた。

答え
（⑨）胆沢城（いさわじょう）

解説・ヒント
奈良時代につくられたのが多賀城、平安時代につくられたのは胆沢城。戦線の移動に伴い多賀城より北部に築かれた。

　当時は律令国家の支配が及んだのは関東地方までだった。東北地方の人々は異種の文化を持つ異民族とされ、（⑩）と呼ばれた。

答え
（⑩）蝦夷

解説・ヒント
蝦夷は馬を飼う文化、金属を加工する技術などを持っていた。蝦夷の指導者はアテルイ。

　遣唐使と共に唐に渡った2人の僧によって新たな仏教が日本に伝えられた。
そのうちの1人（⑪）は現在の滋賀県の（⑫）に（⑬）を建てて、新しい仏教である（⑭）を開いた。

答え
（⑪）最澄
（⑫）比叡山
（⑬）延暦寺
（⑭）天台宗

解説・ヒント
奈良時代に政治と仏教が結びついて腐敗したため、仏教界に改革が起こり、仏教本来のあり方が求められた。

　もう1人の（⑮）は現在の和歌山県の（⑯）に（⑰）を建てて、新しい仏教である（⑱）を開いた。

答え
（⑮）空海
（⑯）高野山
（⑰）金剛峯寺
（⑱）真言宗

解説・ヒント
最澄は空海より8歳年長であったが、深い交流があった。でものちに疎遠となってしまった。

　新しい仏教の特色に当てはまるものを次から選びなさい。（⑲）

ア　大陸からつたわった仏教を深く信仰し奨励した。
イ　国分寺・国分尼寺を建立した。
ウ　人里離れた山奥で厳しい修行や学びを行った。
エ　念仏を唱えることによって極楽浄土にいくことができると説いた。

答え
（⑲）ウ

解説・ヒント
ア　飛鳥時代　イ　奈良時代　エ　鎌倉時代

　8世紀ごろ仏教と神道が融合する（⑳）が起こった。

答え
（⑳）神仏習合

解説・ヒント
日本で仏教が伝来する以前から信仰されていた神道と、仏教が伝来し定着する過程で両者が融合した。

平安時代②

平安時代

　894年遣唐使に任命された右大臣の（①）は、唐が国内での反乱で衰えていることと、航海の危険を理由に遣唐使の停止を進言した。

答え
（①）菅原道真

解説・ヒント
菅原道真は漢詩や和歌に長じており、「学問の神様」と祀られる。

　（①）は一部の貴族の陰謀により、（②）に左遷された。

答え
（②）大宰府

解説・ヒント
太宰府天満宮は、菅原道真を神としてまつる神社。

　中国では907年に（③）が滅び、内乱の後、960年に（④）が統一した。

答え
（③）唐　（④）宋

解説・ヒント
唐代以前を貴族中心の時代、宋代では庶民が政治・経済・文化の中心の時代。

　朝鮮では936年に（⑤）を滅ぼして（⑥）がおこった。

答え
（⑤）新羅　（⑥）高麗

解説・ヒント
三国時代は終わり、統一された新羅の時代が続いたが、その次に朝鮮統一を成し遂げたのは高麗。

　一部の貴族は、自分の娘を（⑦）の后とし、その子を次の（⑦）とすることで勢力を伸ばした。

答え
（⑦）天皇

解説・ヒント
50代桓武天皇の政治以降、53代陽成天皇の政治から行われた。

　一部の貴族は、天皇が幼いときは（⑧）、成人してからは（⑨）という位について政治を独占するようになった。

答え
（⑧）摂政
（⑨）関白

解説・ヒント
天皇の外戚となり、摂政・関白の地位を独占することで、実質的な政治権力を握った。

　この一部の貴族は何氏。（⑩）

答え
（⑩）藤原氏

解説・ヒント
藤原氏は、中臣鎌足の子孫として、元々朝廷の有力一族。

　この一部の貴族が行ったのは何政治。（⑪）

答え
（⑪）摂関政治

解説・ヒント
平安時代の政治の流れは，桓武天皇の政治→摂関政治→院政→平氏の政治となる。
摂関政治の全盛期は藤原道長。

　9世紀後半、日本の自然や生活にあった文化が生まれた。この文化を何というか。（⑫）

答え
（⑫）国風文化

解説・ヒント
唐文化から独立し、日本独自の美的感覚や人間関係を重視した貴族中心の文化。

　平安時代の貴族の住居で用いられた建築様式は何か。（⑬）

答え
（⑬）寝殿造

解説・ヒント
中央に寝殿を置き、その周囲に対屋や釣殿などを配置し、渡殿（廊下）で繋ぐのが特徴。

　その建築様式で藤原頼通が建てた阿弥陀堂の名前は。（⑭）

答え
（⑭）平等院鳳凰堂

解説・ヒント
平等院鳳凰堂は、平安時代の国風文化を代表する建築物であり、世界遺産にも登録されている。

　（⑮）により貴族の生活が描かれた小説は。（⑯）

答え
（⑮）紫式部　（⑯）源氏物語

解説・ヒント
源氏物語は「紫上」等と「光源氏」の恋物語。

　（⑰）により執筆されたと伝えられる随筆は。（⑱）

答え
（⑰）清少納言　（⑱）枕草子

解説・ヒント
枕草子は宮廷での生活や、四季の自然の様子をつづっている。

　醍醐天皇の命令によって（⑲）らによって編集された和歌集は。（⑳）

答え
（⑲）紀貫之　（⑳）古今和歌集

解説・ヒント
古今和歌集は心境を優美で技巧的に表現した和歌が多く収められている日本最初の勅撰和歌集。

© Copyright　あわい. All Rights Reserved.